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世界平均年収ランキング

2023年の世界の平均年収ランキングと、日本の順位について紹介します。

目次

世界平均年収ランキング

早速ですが、トップ10の顔ぶれは以下のようになっています。

別記事の「一人あたりのGDPランキング」で紹介した国々が、順位を変えてそのままランキングに入ってきている感じになっています。

1位:スイス:約1100万円
2位:アイスランド:約960万円
3位:ルクセンブルク:約940万円
4位:ノルウェー:約880万円
5位:デンマーク:約860万円
6位:アイルランド:約840万円
7位:カタール:約820万円
8位:アメリカ:約780万円
9位:シンガポール:約760万円
10位:オーストラリア:約740万円

1位はスイス

世界の平均年収ランキングで1位はスイスで、約1100万円でした。

2位はアイスランド、3位はルクセンブルクと、上位3カ国はヨーロッパの国々ですね。

注目するのは7位の「カタール」です。

カタールは世界有数の天然ガスと石油の供給国であり、これらの天然資源によって国の収入が大きく支えられているわけですが、このエネルギー産業からの収益が国内経済を牽引し、高い収入水準をもたらしています。

カタールの人口が何人か、ご存知ですか?

実はカタールの人口は、約270万人です。

神奈川県横浜市の人口が約370万人ですから、それよりも100万人も少ないような国なんですね。

そのため、カタールは外国人労働者を多く受け入れに積極的で、高い給与や福利厚生を提供して、それにより外国人労働者がカタールに移住し、高い年収を得ることができるため、平均年収が高水準で維持されています。

このように、人口が少ないというのは一概に悪いことだとは言えないとも思うのです。

日本の平均年収と順位は?

日本の平均年収は約440万円であり、世界ランキングでは20位前後となっています。

30年前の1990年代は世界で10番目ほどの順位でしたから、失われた30年によって順位を10個落としているということになっています。

なぜ日本の平均年収は低いままなのか?

それではなぜ、日本の平均年収は上がらないのでしょうか。

その答えの1つは「需要と供給のバランスが悪い」のかもしれません。

年収が低いということは、生産性が低いということの他にも、販売価格が不適正であるということの可能性もあります。

需要よりも供給する事業者が多すぎて、価格競争が起こることにより、それが年収に跳ね返っているのではないでしょうか。

「この仕事はあの会社にしかできない」というような形であれば、請け負う側も強気で価格を設定できますし、買う側も納得して支払いができます。

そのバランスが崩れてしまって、安いサービス、安い商品、ひいては安い国になってしまっているのかも・・・。

しかしこれは、失業率の低さも、もしかすると関係があるかもしれません。

結局、皆で年収が低いまま暮らしていきたいのか、一定の失業者を出しながらもある程度の高い年収を維持していきたいのか、その違いでもあるかもしれません。

今後の展望

先述したように、もし皆で一列になって低い年収でやっていこうと思うのであれば、そもそも「日本の年収は低くて嫌だ」という考えは矛盾が生じている形になっています。

それでもやはりミクロの視点で見ると、理屈は良いからとりあえず年収を上げたいと思いますよね。

日本の平均年収は、今後どうなっていくでしょうか。

多くの専門家は、今後数年間は横ばいまたは微増になると予想しています。

その理由として、人口減少による労働力不足、グローバル化による競争激化、デフレ経済の長期化などが引き続き進行するから・・・と言われています。

日本は人口減少が進んでおり、確かにそれ自体も問題かもしれません。

今後ますます労働力不足が深刻化していくわけですが、その一番の原因は少子高齢化なのかもしれません。

日本の人口自体は約1億2500万人から1億2600万人の間にあり、これは世界で10番目から11番目といった、「人の多い国」という立ち位置になります。

ですから、たとえ人口が減ったといえどまだまだ世界の大半の国よりも多くの人口をかかえた国なんですね。

ただ、少子高齢化は若い人が減って年配者が増える、年配者の面倒は若い人が見る必要がある、ということで、それがさらなる労働力不足が懸念されるわけです。

また、今は世界中の国々でボーダレス化が進んでいます。

国内の内需が大きかった日本だからこそ、そこそこ成り立っていた企業も、外国企業との競争が加わると淘汰されていくところもあると考えられます。

日本では幼少期より、立場や空気によって自分の意見や立ち回り方を変えることが良しとされています。

モンスターペアレンツやクレーマーといった立場を悪用する層に面と向かって対峙できない商習慣など、おかしなことに声を上げられる健全な環境が、日本がデフレを脱却し、年収を上げていくためにも必要なことかもしれません。

長いものには巻かれるという価値観をなくしていく努力が必要なのではないでしょうか。

自分で年収を上げるには、どうすればいい?

あなたは自分の年収をどのように捉えていますか?

自分の時間を捧げることで、会社から支給されるものという考えでしょうか。

個人が年収を上げるためには、実はとても「シンプル」です。

例えば、努力して自分のスキルアップを目指したり、副業に挑戦したりすることで、収入を増やすことができます。

大切なのは「行動すること」です。

取っ掛かりは、なんでも良いです。

行動しても年収は上がらないかもしれませんが、年収を上げるには行動するしかないからです。

大丈夫、一度や二度結果にならなくても、色々見えてくるものが増えるはずです。

このランキングが、記事を読んでくれたあなたの気付きとなり、実際に行動する人が増えると嬉しく思います。

参考

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