世界中のランキングを大調査!

【2023年最新版】政治家による汚職度ランキング【汚職認識指数】

Transparency International(透明性国際)が毎年発表している「Corruption Perceptions Index」

別名CPIは、それぞれの国の汚職度合いを示す指標となるランキングになります。

このCPIは、公共部門の腐敗の程度を数値化する指標で、0から100のスケールで180もの国をそれぞれ調査、ランク付けしています。

このランキングで世界一となるのは一体どこの国でしょうか。

また、世界最悪の腐敗国家はどこなのでしょうか。

日本のランキングも含め、早速紹介していきたいと思います。

目次

日本は何位?世界最下位は?世界汚職認識指数ランキング

さて、早速ではありますが今回の最新版世界汚職認識指数ランキング。

世界一汚職が少ない国、皆さんは一体どこだと思いますか?

大体予想もついてしまうかもしれません。

そう、記念すべき第一位は【北欧 デンマーク】でした〜

やっぱり!という感想ですか?

それとも、言われて何となく「なるほど」という程度かもしれません。

デンマークの本ランキングでのポイントは、100点満点中90ポイント!

北欧各国はやはりというべきか、こういったランキングでは必ずといっていいほど上位をマークしていますね。

ちなみに皆さんが気になるのが日本の順位かと思いますので、先に発表しておきますね。

ランキングの結果ですが、日本は73ポイントで12位グループ(正確には16位)でした。

アジアではシンガポール、香港に次いで3番目という結果です。

世界180カ国中16位ですから、上位10%ギリギリのラインです。

悪くはない数値ですが、胸張って自慢できるレベルではないというラインですね。

日本では割と臭いものには蓋がされるところもありますから、少し贔屓目で見られているところもあるような気がします。

まぁでも、うん、悪くはない、という感じの順位です。

とはいいつつも2024年は初っ端から色々発覚したので、2024年版の汚職度ランキングは順位が下がる可能性も考えられます・・・。

さて、上位を見ていくとヨーロッパの国々が多くを占めていますが、なかにはアフリカの島国なんかも入ってますね。

セーシェル共和国(20位)やカーボベルデ共和国(30位)です。

反対にランキング下位から見ていくと南スーダン、シリア、ベネズエラが同率177位、そのあとにソマリアが世界最下位(180位)という結果に。

最下位のソマリアは11ポイントで180位、ちなみに北朝鮮は17ポイントの172位でした。

THE CPI USES A SCALE FROM 0 TO 100


100 is very clean and
0 is highly corrupt

指標を見るうえで注意したいこと

このランキングではスコアが高いほど、国の公共部門に汚職が少ないと判断されますが、この指標はあくまで主観的な評価であり、汚職の実態を完全に反映するものではありませんので、注意が必要です。

また、汚職の定義やそもそもの報告の有無などによっても結果が実態と異なる場合もあるので、あくまで大まかな指標であることを認識しておくほうが良さそうです。

以下は本文からの抜粋とその翻訳になります。

日本でも、より透明性のある正直な政治が促進されると良いですね!

今後のランキングにも期待しましょう。

世界汚職認識指数ランキング

  • デンマーク
  • フィンランド、
  • ニュージーランド、
  • ノルウェー
  • シンガポール
  • スウェーデン / スイス
  • オランダ、
  • ドイツ / ルクセンブルク
  • アイルランド、
  • カナダ / エストニア、
  • オーストラリア / 香港
  • ベルギー / 日本 / ウルグアイ
  • アイスランド
  • オーストリア / フランス / セーシェル / イギリス、
  • バルバド / アメリカ
  • ブータン / アラブ
  • 台湾
  • チリ
  • バハマ / カーボベルデ共和国、
  • 韓国
  • イスラエル
  • リトアニア / ポルトガル
  • ラトビア / セントビンセント及びグレナディーン諸島 / スペイン
  • ボツワナ
  • カタール
  • チェコ
  • ドミニカ / イタリア / スロベニア…………etc

Transparencyによる記事本文【翻訳済み】

2023年の汚職知覚指数(CPI)は、世界中で汚職が根強く存在していることを示しています。

CPIは、180の国と地域を、公共部門の汚職の認識されるレベルに基づいてランク付けし、0(非常に汚職が蔓延)から100(非常に清廉)までのスケールで評価しています。

70%以上の国が100点中50点以下のスコアを獲得しており、これは深刻な汚職の問題を抱えていることを強く示唆しています。世界の平均値はわずか43にとどまり、大多数の国が過去10年間に進展しておらず、または後退しています。さらに、23カ国が今年、これまでで最低のスコアに低下しました。

世界的な司法制度の弱体化の傾向は、公的職員に対する責任を減少させ、汚職が蔓延することを許しています。

独裁的な指導者も民主的な指導者も司法を弱体化させています。これは、汚職のための免責を増加させ、犯罪者に対する結果のない行動を促進しています。賄賂や権力の乱用などの汚職行為は、世界中の多くの裁判所やその他の司法機関にも浸透しています。汚職が横行している場所では、弱者は正義へのアクセスが制限され、富と権力を持つ者が一般の利益を犠牲にして司法制度を掌握しています。

CPIで高い評価を受けている国々にも、彼ら自身の免責の問題があります。多くの国境を越える汚職事件には、上位得点の国の企業が、海外でビジネスを行う際に賄賂に訴えることが含まれています。他の事件には、外国の汚職官僚を支援する専門家が秘密を売りさばいたり、その他の手段を講じたりしています。それにもかかわらず、上位得点の国々はしばしば、国境を越えた汚職の加害者やその助長者を追及しません。

汚職は、司法制度が不正行為を処罰し、政府を監視できるまで蔓延し続けるでしょう。正義が買収されたり政治的に干渉されたりすると、苦しむのは人々です。指導者は、法を支え、汚職に対処する機関の独立を完全に投資し、保証するべきです。汚職に対する免責を終わらせる時が来ました。

Transparencyによる記事本文

The 2023 Corruption Perceptions Index (CPI) shows that corruption is thriving across the world.

The CPI ranks 180 countries and territories around the globe by their perceived levels of public sector corruption, scoring on a scale of 0 (highly corrupt) to 100 (very clean).

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Over two-thirds of countries score below 50 out of 100, which strongly indicates that they have serious corruption problems. The global average is stuck at only 43, while the vast majority of countries have made no progress or declined in the last decade. What is more, 23 countries fell to their lowest scores to date this year.

The global trend of weakening justice systems is reducing accountability for public officials, which allows corruption to thrive.

Both authoritarian and democratic leaders are undermining justice. This is increasing impunity for corruption, and even encouraging it by eliminating consequences for criminals. Corrupt acts like bribery and abuse of power are also infiltrating many courts and other justice institutions across the globe. Where corruption is the norm, vulnerable people have restricted access to justice while the rich and powerful capture whole justice systems, at the expense of the common good.

Countries ranking high on the CPI have an impunity problem of their own, even if this isn’t reflected in their scores. Many cross-border corruption cases have involved companies from top-scoring countries that resort to bribery when doing business abroad. Others have implicated professionals who sell secrecy or otherwise enable foreign corrupt officials. And yet, top-scoring countries often fail to go after perpetrators of transnational corruption and their enablers.

Corruption will continue to thrive until justice systems can punish wrongdoing and keep governments in check. When justice is bought or politically interfered with, it is the people that suffer. Leaders should fully invest in and guarantee the independence of institutions that uphold the law and tackle corruption. It is time to end impunity for corruption.

François Valérian Chair of Transparency International
Transparency International
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